カテゴリー「はりきゅう Acupuncture,Moxa」の17件の記事

2016/03/15

東京マラソン・横浜マラソン鍼灸参加

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1月末から大きなイベントが入り修行のような日々が続きましたが、3月13日でやっと一区切りつきました。

ある日は中学生の前で授業をしました。
全校生徒や教員、地域の保護者の前で話をする…

今から思うと、いつの間にこんなことをするようになったのだろう…
目の前のことに必死で、緊張すらし忘れてしまったような^^; 気がします。

また新春は大きなマラソン大会があり
今年も健康でいられたおかげで、鍼灸サポートで参加することができました。

現在わたしは、鍼灸界のどこの会にも所属していないので
こうして一員にしていただけるだけでも本当はありがたい話なのです。
なので、せめて遅刻だけはしないように早めに家を出るのですが
はりきり過ぎたのが2時間前に到着してしまいました。

東京マラソンはセキュリティがたいへん厳しく、
休憩できるスペースがないので取り急ぎ現場に向かってみましたが
いるんですね。もっと早くに会場入りして準備をしてくださっている方々が!

この日はスタッフ150名で、1000名程度の治療を行う大規模な活動になりましたが
その準備を4、5人でされている。
華やかな舞台もこうした陰の尽力があってこそだと本当に感謝しました。

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5:55に会場入り、眠い!

さらに一昨日は横浜マラソンでしたが、こちらは大会自体が2回目の開催。
東京とはまた全然違って、ゆるやかな手作りの雰囲気でした。
しかしながら業界的には神奈川国体(1998年)から
こうしたスポーツボランティアを行っている歴史をお聞きし
本当に色々なところで奮闘されている方がいるのだと知りました。

本来、飲み会や懇親会、パーティーはとてもとても苦手なのですが
今回は何となく参加しないといけないような気がしてがんばりました。
すると何度も声をかけてくださった方が
韓国でドクターの免許があるにもかかわらず
来日して日本語から勉強しながら鍼灸師の免許を取得した方だったのです。
素敵な生き方だなぁと感銘を受けるひとときに…

わたしも自分の仕事を大切にしながら、
新しい展開に向かって動いていこうと思います!

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樂庵 かなざわ
RAKUANのおしごと

 

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2015/12/21

2020年東京オリンピックが近づいてくる

もう来週には新年を迎えるなんて、、、まったく実感がありません!
頭を使っていないと時間が早く過ぎるように感じるという説があるそうですが
やはり。そうなのか。。。と妙に納得しています。

昨日、来春の東京マラソン鍼灸チームの研修がはじまりました。
(ゴール近くのチャリティ席のすぐ隣でやります、出場する方はぜひ!!お立ち寄りください^^)
年末恒例のおなじみのお顔を見つけると、ホッとします。

今年は東京都オリンピック・パラリンピック準備局の運営担当課長が講師となり
日付を入れた概要を聞いていると、2020年7月24日がすぐ先のような気までしてきました。

選手にとっては身体に負荷がかかる、日本の蒸し暑い夏に行う理由を伺ったり
なかなか世知辛いな^^;と思いつつも、オリンピックが巨大な機運であることは事実で、
それぞれの立場で、どう経過させていくのか?
自分のこととして考えるのかどうかで恩恵が決まるんじゃないかと思います。

わたしも2016年は動くぞと思いを新たに戻って参りました^^

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樂庵 かなざわ
RAKUANのおしごと

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2015/11/26

海外で初めての治療

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長らく希望していた海外での治療がひょんなことから実現しました。
こちらから手を差し伸べて以降は自動扉のようにゲートが開いていき
心は妙に落ち着いて、気づくと目の前の患者さんに集中していました。

ああ、夢が叶うときって、こんな感覚だったなあと蘇りました。

とはいえ、これは最初の一歩でこれからやることが山積みなことにも気づけました。
まずは言葉。
日本語で意思疎通できる日常がいかに有利か。
逆にコミュニケーションできないことがいかにもどかしいか。

言葉もろくに通じないのに、わたしを信じて身体を預けてくださって本当にうれしかった。

次はもっと分かり合いたい。
そんな訳で今は受験生のように2ヵ国語を勉強する日々です^^;

2020年。
まだまだ先だと思っていましたが
年が明けると、もう4年しかないんですよね....

人生の次章の準備、なんですよね…きっと。


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樂庵 かなざわ
RAKUANのおしごと

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2015/08/20

地元で初めての講演会

最近、どこにでかけても以前ほど刺激がないのですが
地域に帰ってくると心底ほっとして、じわじわと幸せを感じます。
これが年をとったということなのでしょうか^^;

山下公園で華僑のシニアと太極拳をすること。
一番身近な町内会の行事に参加すること。
これをすると少々のヒーリングやセラピーでは得られない
リラックスとグラウンディングができるのです!

多くの人がそうであるように、わたしも若かりし頃は、
近所付き合いは面倒、最小限にしたいと考えていたのですが
どういうわけか2010年から感じ方が変わってきて
今となっては、大切な居場所に。

実際に地域に関わって思うのは、想像した世界と現実の違い。
最初はかなり面食らったけれど、慣れてくると見えてきたものは
地域であるからこその絶妙な距離感。お互いに入り込みすぎない。
また、地域活動をしようと思うような人なので、周りを思いやる余裕がある。
分かっていても黙って見守るやさしさがある。

一方で華僑のみなさんは日本人とはやはり(かなり)違って
異国の地で生き抜く知恵と強さ。
これにも最初はさんざんやられっぱなしでしたが(笑)
一度仲良くなると、本当にラクに付き合える。
相手にどう思われようと気にしない。
思ったことを言い合っても後に引かない。
自己主張する強さを与えてもらったような気がします。

書き出すと意外に止まらないなー!

本題ですが8月6日に初めて、こんな愛する地域で東洋医学の講演会ができました。
横浜市から委嘱された地域活動の、毎年恒例の研修なのですが
何をするかの会議の席で、おかあさまがたが

「今年は暑いのでどこも行きたくない、同じような話も聞きたくない、そうだあんたがやりなさい」
そんな~、といいたくなる状況で引き受けましたがなんとか準備しました。

迎えた当日、基礎的なレクチャーを最初に行い
「うん、うん、わかった!」というみなさんの言葉に実技にうつると
「きいとったんかい!」と突っ込んでしまうくらい
あさっての方向にどんどん進んでいくおかあさまたち。
きょとんとするおばあさまには「こうしたらいいんじゃない?」とアドバイスまでし出す始末(笑)
「せんせーい、わかりませーん!」とほぼ全員が質問するので何十回も同じ話!
どこに向かう、この講習は(汗)
今まで担当したどのワークショップよりカオス!!

どうにかこうにか纏め、どっと疲れ、さっさと撤収準備をしていると
感想をいってくださる時間となり
「身体のことはすごく興味があるので、こんな時間はありがたい」
「初めて聞く話ばかりだった」
「毎月やってほしい」
「あらあなた毎月はダメよ、先生に迷惑よ、季節毎にしたら?」
「家族に病気の人がいるんですけどどうしたらいいか」

「喜こんどったんかい!」と倒れそうになる反応で、ほんとうにびっくりしました。
でも、わたしもみなのあまりもの自由奔放っぷりがおかしくておかしくて、なんだか愉快で
終了後、お茶を飲んでいても、みんなと涙を流しながら笑ってしまい。

地域の底力ってまだまだ秘めてるな、すごいポテンシャルだなとわくわくしてきました。

これからまた楽しいことができるといいなー


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樂庵 かなざわ
RAKUANのおしごと

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2013/10/02

第68回国体鍼灸コンディショニングのえにし

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第68回国体の硬式テニス3日目に、
鍼灸コンディショニングチームで参加することができました。
2011年の震災後に気仙沼PCATでごいっしょしたときのK先生からのご縁でした。
あの時以来、一度もお会いもお話もしていなかったのですが
SNSでたまたま目にした投稿を、なんとなく気になってお声をかけました。

事前研修会があり、足を運ぶと講師で登場したのが
母校でお世話になった、これまた別のK先生でした!

母校は伝統校だったので、当時は著名な伝統鍼灸の先生方が多く指導しており、
もちろんそれに多大に影響を受けましたが
K先生はどちらかというと現代医学的な鍼灸でわたしに「格言」を残してくださいました。

「国家資格であるからには免許をとったら、国民のために一日でも早く尽くしなさい」

この言葉がどうにもこうにも心にすっぽり入ってしまい、
いつもどこかで気にしてきたように思います。

鍼灸師は独立開業権があるので、
自分の治療院の中だけで完結しようと思えばできてしまいます。
しかし、K先生は当時から、鍼灸が一般に広く根付くように
活動されていたように記憶しています。

K先生は高校卒業後すぐに鍼灸学校に進み、さらにすぐ開業。
そのとき弱冠21歳。
待てと暮らせど、患者さんが来ない日々。
師匠にもつかず、若かった自分はなす術がない。
どうにか興味を持ってもらおうと、患者さんもいないのに
お灸の煙を窓から放ったり、涙ぐましい努力を重ねるもやはり生活できるようにならない。

そこで思い余って街に繰り出したそうです。
公園や競技場でスポーツしている人と顔見知りになることからはじめ
やがて、その様子を撮影させてもらえないか頼む。
撮影したものを持って、どうしたらよりスポーツをしやすい身体になるのかを無償で提案。
同じことをコツコツ繰り返し、信頼を得ていったという話を聞き
あまりにも正直な健気ながんばりに心を打たれました。
もし神様がいるのなら、これは応援せずにはいられんやろうなと思いました。

在学中、K先生の治療院で研修させていただきましたが
先生と奥様の2人で4つのベッドをフル回転し、
診察終了時間まで患者さんが途絶えることはありませんでした。

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そんなK先生をはじめ、東京都鍼灸師会の方が、国体側と交渉し
今回、大会のサポートをできるようになったという経緯をうかがうことができ
はじめて「有難い」という思いがこみ上げてきました。

機会があったから参加する。そんな受け取り方をしていましたが違いました。

何ごとも、目に見えない、人には気づかれない「誰か」の尽力がある。奮闘がある。
自分はもらえなかったのに、後進のために道を拓く。
こうした先輩らの愛をいっぱいに浴びることができ
わたしにとっては思いがけず深く癒される場になったのでした。


直感って侮れませんね^^

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樂庵 かなざわ
RAKUANのおしごと

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2013/05/04

鍼灸治療の原点

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たまたま開いたページがこの写真だった方は吉の兆しなり~^^

昨日はみなさまのおかげで、樂庵の鍼灸部門も4回目の春を迎えることができました。
オープン日に初めて来てくださったO様のことは忘れようもありませんが
(わたしにとって患者さんは思いのほかどなたも印象的なのですが.......)
昨日はまた別の意味で、原点となる治療となりました。

というのも、母の治療をすることになったのです。
母はあの氷川きよしの大ファンなのですが........
その公演を見るために、はるばる神奈川にやってきました。
そして張り切りすぎたのでしょう。
身体が大きく歪み歩けなくなってしまいました。

鍼灸師の母親だというのに鍼灸が大嫌いな母は
免許を取り立てのころに一度治療して以来
「礼子先生~、ヤブ先生~♪」
とわたしを見るたびに歌って揶揄するという失礼ぶり!(笑)


しかし今回ばかりは、このままではタクシーにも乗れない事態に観念して
「鍼で治るのか?」と訝しげながらも治療を希望しました。


母の身体を診察する機会を得て、なんだかおかしな言い方ですが
母ってこういう人だったんだなと改めて知ることができた気がします。
また身体と精神の関連を、ある意味、答え合わせできるこの状況のおかげで
いつのまにか「みる目」ができてきたんだなぁと実感することもできました。
そして、体調を崩したときの出方が親子でやはり似るな、とつくづく。

治療に入ると、鍼を刺していないのにギャーと叫んだり^^;
お灸なのに注射をされているようだ!!と騒がれたりしましたが^^;

なぜこの症状が出たのか
この症状は何を表現したいのか
何を理解すれば症状は必要なくなるのか

そんな心の中のやり取りをしながら、
気づくといつもとは違うパターンで治療をしていました。


小一時間後、おかげ様で、さっさと歩けるようになった母はトイレに5回も行き
「礼子先生~、上手先生~♪」
と帰ってゆきました................


去り行く後姿を見ながら、ふと思い出しました。
わたしが鍼灸を志したきっかけはいくつかありますが
1つ目は、マスコミの仕事をやりきった気がして、NEXT!という気持ちが消せなかったこと
2つ目は、病気になる理由、健康になる理由をどうしても究めたかったこと
3つ目は、自分自身も身のまわりにも心身の調子を崩している人が多かったこと

思い返せばそうだった..........
いつの間にか大きな流れに乗っていたのかもしれないと思いました。

現在、樂庵での仕事は、カウンセリングが8割以上を占めているのですが
じつは今年に入ってから、鍼灸おもしろいなぁと再び感じはじめていたところでした。
これから流れが変わっていくのかもしれませんね^^



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樂庵 かなざわ
RAKUANのおしごと

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2012/10/18

今年も10月22日(月)から、「よもぎ蒸し」はじめます

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昨年ご好評をいただいた、よもぎ蒸しを今年も10月22日(月)から始めます。

より楽しい方法はないかなぁ~と
よもぎ蒸しリサーチ&仕入れの旅に行ってきました。

各地&樂庵で自分自身がやってみて、改めてよもぎ蒸しは気持ちいい。。。
薬草湯をグラグラ沸かせながら、汗を大量に流している方が多かったのですが
個人的には低温で長めの時間蒸すのが癒されました。

押さえると少し痛みを感じた下腹の滞りがすっきりとれ、
ここ数日の冷え込みも気にならず、まだぽかぽかしています。


【婦人科の不調】
生理痛
生理不順
子宮筋腫
子宮内膜症


【その他の不調】
冷え性
上半身は熱く、下半身は冷たい
腰痛


にはかなり効果的だと思われます。

樂庵のよもぎ蒸しは、完全個室で行いセルフケアの方法もしっかり伝授します。
よもぎ蒸し興味ある!という方はご連絡くださいね。


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樂庵 かなざわ
RAKUANの
おしごと

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2011/09/25

まちの保健室、9月27日(火)いよいよはじめます

さて、今度、ご近所のカドベヤでワークショップをさせていただくことになりました。
慶應大学が行っている「動く教室」内でのひとコマで
なんとこれから3月まで、毎月(基本的に月末の火曜日担当)行います。

樂庵で行うものとは違った、おじさんたちも参加のある意味ワイルドなワークショップになるかと思います!
おじさんたちとの交流はめっちゃ勉強になりますので、治療家やセラピストの方へもお薦めです。
参加費も500円で、夜ご飯までついてきます。
わたしの担当日以外も、面白いワークショップを毎週やっていますので
体をケアしたいなーと気が向いたら、いつでもお気軽にいらしてください^^


カドベヤ「動く教室」
保健室DAY ~季節に合わせた養生(セルフケア)をやってみよう


09月27日(火) 19:00~ よもぎの温浴でゆるゆるとリラックス 温活をはじめよう!
10月25日(火) 19:00~ 肩こり・首こり
11月29日(火) 19:00~ 腰痛

12月27日(火) 19:00~ 年末年始の胃腸をいたわろう
01月31日(火) 19:00~ 冷え性
02月28日(火) 19:00~ 目の疲れ
03月27日(火) 19:00~ 心の健康


(*内容はよりよいものに変えていくために変更することがあります)

■予約不要
■場所 カドベヤ(JR石川町駅から徒歩8分)


◆「動く教室」とは?
文部科学省 大学教育・学生支援推進事業 大学教育推進プログラム。
慶應義塾大学「身体知教育を通して行う教養言語力育成」事業のキャンパス外活動として、
ワークショップを「カドベヤ」で行っています。



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樂庵 かなざわ
RAKUANのおしごと

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2011/07/30

心と体に何ができるのか? 『女性のための健康フェア(男女共同参画センター)』」に参加して

7月1日のタッキー先生の関東デビューサポートをなんとか終え、
翌日、2日は樂庵として初めて外部に出張しました。

『女性のための健康フェア』に参加するために、JR戸塚へGO。
明け方まで資料を作成し、会場でゆんちゃんと合流してからはノンストップで治療。
友達をつくったり、美味しいランチにいったりしたかったのですが、
当日の様子はまったくわからず^^; それだけが心残りですが、本当に勉強になりました。 

国家資格というのは便利なようでいて実にやっかいで、制限がたくさんあります。
この日のイベントも、たった一日の開催にも関わらず、
治療をするからには、施術所の開設届けと廃業届けの申請を提出するようにと、
直前に保健所からチェックが! (どうりで今まで鍼灸のイベントが少なかったはずだ・・・)
あわや中止!?という事態になりましたが、免許書を託し、
担当者の方が何度も区役所へ走ってくださり、何とか開催できました、ありがとうございました。


和室を一室いただき、座布団とシーツで即席でつくった治療スペース、
隣でゆんちゃんが治療して、「おおー、ゆんちゃんすごいすごい」と思いながら
こんな空間もよいなぁ・・・としみじみ。

いつもとまた違う層の患者さんと接することができたこともうれしかった。
自分でツボを探せるようになるためのワークショップも、お灸を長らく実践している方が来てくださり、
経絡を使うことや、その場で症状を改善させる実技まで進めたことも、やりがいがありました。

被災地に行っていなかったら、ベッド以外や、短時間の治療は難しかっただろうなぁとも気づけました。
全然関係ないようでいて、じつはすべての出来事が1本のライン上に並んでいるのかもしれませんね。


体の症状は、やはりいろいろメッセージがあるように感じます。
本人に伝えたいことを、本当に我慢強く発信し続ける。まさに命が尽きるまで。
改めて、鍼灸とともに、体からのメッセージ解読、メンタルサポートをやっていきたいと思いました。


終了後、ゆんちゃんとミニ打ち上げをしながら改めて気づいたのは
イベントなのに価格相応ができない、クオリティを曲げられない、抵抗を感じるガンコな自分!
どうせならこの性格を生かしてやっていくほうがいい。
(今さら気づいたの・・・-_-; byゆんちゃんの心の声)

セレブにお抱えのパーソナルトレーナーやドクターがついているように、
一般の方へも、心と体のパーソナルケアをより深くしていきたい。
病気の意味が腑に落ちる、その方の本質につなげることができる
プロフェッショナルサポートを目指したいとおもいました。

そこまで望んでいる方はなかなかいないかもしれませんが、
自分自身が1994年から12年間、切実に探していたなぁ・・・、
日々、勉強を重ねながら、どうかご縁のある方とめぐり合えますように


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撤去前にあわてて撮影したのでブレブレですが、なんとか撮れた展示の様子。

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社会起業家仲間の平沼さん。お腹がすいて目が回りそうなときに薬膳弁当をもって登場、
天使のようにみえました(笑) ありがとうございました!



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樂庵 かなざわ

RAKUANのおしごと

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2011/07/27

気仙沼でPCAT(Primary care for all)に参加して 2

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朝8時、夕方5時に必ず開催される、DMAT会議。

chick PART1はこちら


DMATとは厚生労働省が発足させた災害医療派遣チームで、
気仙沼市内へ支援に入っている医療従事者すべてが毎朝、夕集まります。

ここで初めて知ったのが、構成メンバーが東大病院をはじめ、錚々たる医療機関から
出張扱い=仕事で派遣されているケースがほとんどだということ。
ボランティア有志からなるPCATは、ある意味、異色な存在でした。その上、鍼灸師の参加もPCATのみ。

初日に紹介を受けたとき、他職種の方から「鍼灸師が来ているのか!?」と驚きの視線が刺さり^^;
鍼灸師はまだまだ認知されていないのだなぁ・・・と痛感するとともに、
リーダーの医師から鍼灸による実績の報告にもまた、強い関心が集まりました。
(この道を開いてくださった、災害鍼灸ボランティアの三輪正敬さんはじめ、先発の鍼灸師、
ドイツから参加して、地元の方に本当に貢献していた松本美由季さんほかの尽力に心から感謝!)

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ここから必要な薬を持ち帰ります。


じつは、治療と同じくらい、ミーティングに時間を費やし、その回数はなんと1日に5回!
最初はこんなに多くする必要があるのか・・・と感じました。

しかしよくよく考えると、状況は刻一刻と変化し、スタッフも毎日入れ替わりがあり、
誰もが即座に現場に適応することを求められます(よくできたなと今は思います^^;)。、
正確に情報共有すること、「リズム」にのっとって動くことで足並みが揃い、
それが今後の地域医療へスムーズにつなぐための礎になる。
結果的に避難所のみなさんの安心感や信頼になっていくように感じました。

一人でも多くを治療したり、全力を尽くすことも確かに大切なことですが
「最善が最適ではない」とはこのことか・・・とハッとする思いでした。

公/集団だからできること、民/個人ベースだからできること。
いろんな立場の人間がいて、支援が成り立っていくことを知りました。

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会議が終わると、気仙沼中学校に戻ります。
奥に見える自衛隊の幌は、なんとお風呂! 湯船も大きく、洗い場もあり、
「とても気持ちいいよー」とすすめていただきました(入れませんでしたが^^)。

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仮設トイレ。みなで持ち回りで掃除するので、きれいに保たれています。
しかし、夜間は暗く、教室からトイレまで、少し距離があるので周りを気遣い、水分を控える方も・・・

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下水が機能しないので、たとえばカップラーメンを食べても汁を流せず。
飲み干すしかなく、高血圧がふえている一因ではないかと問題に。

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中学校の校庭に建てられた仮設住宅。家電製品一式が揃い、プライバシーも確保されますが
光熱費が発生し、経済的な自立が不可欠。大半の方が職場を失っている中、とても難しい問題でした。
一人になって自分を見つめる時間が増える分、孤立し、心のケアも重要視されるように・・・

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体育館に設置されたスタッフが寝泊り兼ミーティングを行うテント。

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タイのボランティア団体が作ってくれたTシャツ。

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避難所に大切に飾られていた、漫画「ワンピース」の応援メッセージ。

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支援物資に書かれた「なにもできないけど大分からおうえんしています」。
何気ないメッセージがうれしいことを知りました。


この被災地での活動を自分なりに消化するのに、時間がかかりました。
笑顔でみなと別れましたが、心の深い部分でいろいろと作用していたようです。

同行スタッフとは寝食も共にするという、わたしの一番苦手とする、究極の集団行動も!

チームで動くことは大丈夫なのですが、プライベートな時間がないと耐えられない性格だと
今までは思い込んでいました。

確かに初日はかなりきつかった・・・^^;
それが日が経つにつれて、元気の源になっていったことに自分自身がいちばん驚きました。
過酷な状況のときこそ、こころが折れそうになったときこそ、一人でそっと心身を癒すのではなく、
みんなとつながっていく方が、より早く回復できる場合もあることを知りました。

人と触れ合うことでストッパーが外れ、自分の中からパワーが湧き出す。
エネルギーをスムーズに流れさせるというのか・・・、わたしにとっては新しいやり方でした。
お互い同じ立場で、お互いにギリギリの状況だったからできたことかもしれません。
これは半強制的な状況にならないと、チャレンジできなかったと思います。


まだまだ思いは尽きませんが、気仙沼の活動についてはここで筆を置きます。
東北のみなさんが、心から笑える、安らげる日が一日も早く来ることを祈りながら

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樂庵 かなざわ
RAKUANのおしごと

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