« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月

2010/08/30

『真夏のオリオン』@根岸米軍住宅

Photo_24
米軍基地側からみた森林公園の夕日。


前回の記事の続きです。
ベース内の異文化や空気感、食べ物に夢中になり^^、このところないくらい感情が高揚し続けました。
Photo_28
何かなと思ったら、ポスト!^^  国際郵便扱いです。

Photo_29
こちらは消火栓。ちょっとしたものがいちいちカワイイのです^^


やがて夕日が沈み始める頃、また違った感情がわいてきました。
施設内のバーに入ってみると、なんともやるせない気持ちになってきたのです。
たまたまにぎわっていない時間帯だったせいもありますが、
一人で空き瓶を並べて飲んでいる姿、古ぼけたビリヤード台。
ミッドセンチュリーといえなくもないのですが、かなりレトロな内装。

設立当時(1947年/昭和22年)は、それは煌びやかなバーだったことが想像できます。
敗戦後の貧しい日本の中で、目の前にある「豊かなアメリカ」。
わたしの祖父母世代はそこから這い上がり、今の日本になり。

そして今、このバーは時間が止まったままの印象さえ受ける。

改めて、基地内を見渡すと、
確かに、ここには必要な設備は一通りそろっているのですが、
確かに、とくに住居地域は日本の住宅事情の何倍もゆったりとしているのですが、
それでも1年365日、故郷を離れ、ずっとフェンスの中で過ごす生活を
実際に自分がしてみたらどう感じるだろうか……、とわたしの妄想は花開き^^;
素の自分に戻ったとき、なんともいえない思いを抱えることも少なくないのかもしれないなぁと感じました。



今日のハイライトとも言えるのが、この後見た映画でした。(盆踊りはどうしたんだー^^;)
上映タイトルは、『真夏のオリオン』

洋画が邦画かも知らずに入ってみましたが
2009年に公開された、第2次世界大戦を舞台にした日本の戦争映画(玉木宏主演)でした。

上映前に現地のCMが入り、日本との違いを楽しんでいたのですが
アメリカ国家が流れたとたん、となりに座っていた老年の紳士が
サッと立ち上がり、胸に手を当て敬意をあらわしはじめました。
軍関係の方か、なにか特別な思い入れがあるのか。


真夏のオリオンは海軍の潜水艦が舞台。
実在の潜水艦長のエピソードをもとに、リーダーとはどうあるべきか、
戦争とはなにかが描かれ、日本語部分は英語の字幕が流れる。

そして、今ここにいるのは、米軍基地の施設。


一瞬、自分が何人なのか、どこにいるのかふっとわからなくなるような
なんとも、なんとも不思議な体験でした。


国籍が何であっても、
どこに住んでいようと、
どんな職業であっても、
あなたとわたしは同じ。一人の人間。

そんな思いが後から後からわいてきました。


映画が終わり、外に出てみると、
すっかり祭りの宴は終わり、撤収モードに。
いつものように基地内警戒体制が徐々に戻っていて
ゲストも無表情で、ザッザと出口に向かっていく様子に
ああ、そうかぁ。ここは日本ではないのだった、と改めて感じるのでした。


いろんな人がいろんな思いで企画した親善BON ODORIだったかと感じますが、
わたし個人的には、アメリカの、ベースの光と影をほんのごく一部ですが体感でき、
また、この後、戦後の日本をじっくり考えるきっかけになりました。

そして、ベースという複雑な背景をのぞくと、
この暑い中、準備をしてくれて本当にありがとうという気持ちになりました。
お礼が伝えたくなり、出口の兵士に「ありがとう」とかるくお辞儀すると
すぐに気づいて、本当にうれしそうにしてくれたことが、わたしもうれしかった。


いつか人と人として出会えるお祭りが生まれる日を願って。



Photo_27
基地と森林公園を隔てるフェンス。

Photo_25
米軍基地からみる森林公園の競馬台。

Photo_26
森林公園から見る競馬台。

Photo_30
現在地の左手、ぐるりと半周を描く白い空間がベース。
かつて(1969/昭和44年11月23日まで)は森林公園全域もアメリカ領でした。

|

2010 BONODORI@根岸米軍住宅

Photo
いつもは通り過ぎるだけの米軍住宅、ふふふ、今日は入ってしまうのです^^




2010年8月21日(土)15時~21時まで、太陽がかんかんに照りつける中、
根岸米軍住宅を解放して開催された『BON ODORI FESTIVAL』に参加してきました。
(最寄り駅は、横浜市営バス「根岸台」か「旭台」で下車。ここ以外のゲートからも入れます)

入り口でID(写真要)を提示し、金属探知機を通過し、荷物検査が。
この過程、空港までは物々しくないものの、どことなく旅気分が高まります

Photo_7
そして、一歩中に入ると、うわぁ、、、確かにアメリカン!
ゲートを通過してすぐには、病院が。ほかにも郵便局、警察、図書館などもあり小さな町になっているようです。

Photo_6
しばらく歩くと本日の案内が。このとき気づいたのですが、空港のフードコートのにおいというか
ミルクっぽいような肉っぽいような独特の「アメリカ」の香りがやっぱりします!

Photo_5

Photo_8
ゲストが一目散に走っていってたのが、「アンソニーピザ」。
最近ではコストコなどでも入手できるようですが、やはり作りたては格別なのかもしれません。
価格も微妙に円高を反映していて(ほかは1ドル=100円計算のものが多かったです)、時代を感じるのでした



Photo_9
米軍の家族の方が手作りで販売していたスイーツ。とても甘くてどれもおいしい!

Photo_13

Photo_10
いかついbrotherたちが、バーベキューをしたり、塊から切り分けて提供したり。
ちなみにブラザーズ、日本語はまったく理解できない様子。ベースから出たときどうしているのだ^^; 
コミュニケーションはすべて英語で行います。

Photo_23

Photo_14
日本のアメリカンフード「佐世保バーガー」、顔より大きい! 一番人気。




この日は室内も解放されていました。向かってみましょう~

Photo_15
コミュニティセンター入り口です。

Photo_16
映画館。今日は無料で鑑賞できます。

Photo_17

Photo_18

Photo_19
ボーリング場、フィットネスクラブ、図書館。

Photo_20
お菓子から日用品まで、アメリカの商品がそのまま販売されているスーパーNEX。
現地スーパー大好きなわたしはぜひとも買い物したかったのですが、ここは関係者のみ!

ベースの中にところどころ取り入れられている「和」。独特のセンスです。
Photo_21

Photo_22

|

2010/08/23

日本の中の小さなアメリカ合衆国

Photo
最近、夕日を見ながら歩く、sunset walkingにはまっています^^


お気に入りコースは、沈む大きな夕日と昇る月を両方見渡せる、広大な根岸森林公園
ニューヨークのセントラルパークのようだというと褒めすぎ(規模が違いますね^^;)ですが
どちらも緻密に計算された都会のオアシスで、大好きな場所です。

そして、この公園のフェンスを挟んですぐ隣には、根岸米軍住宅があります。
入り口には屈強そうな兵士が常に立ち、近寄ることも憚られる雰囲気なのですが
いつも気になって仕方ありませんでした。

一歩入るとそこはアメリカ領。不審人物と受けとられると何をされても文句は言えません。
軍施設なので複雑な背景があり、人によっては様々な思いをもたれるかもしれません。
それでも、テロ(2001年9月11日)以前は、ある程度自由に出入りができ、
「子どもの頃は、米軍基地でよく遊んだ」という世代もいるようなのです。

いろんな思いがないまぜになり
「フェンス越しの小さなアメリカ」にどうにも惹かれてしまうのでした。
素敵な国はほかにいくつもあるのに、なぜアメリカなのか自分でも不思議です。

とにかく手が届きそうで(距離的)、今は届かない(法的)世界。
ああ、いつかこの中に入ることが出来たら……と願っていたのですが、
先日、散歩に出かけてみると、信じられない掲示が!!

1日限定で解放し、親善盆踊りを行うと書いてあるではありませんか!

大急ぎで戻って調べてみると、宣伝はしていないものの
毎年春と夏に近隣友好のために解放する日があるそうなのです。
いやはや、横浜に住んで10年、まったく知りませんでした。

自分が心惹かれることがすぐそばでやっているのに、
意識が向かない限りは、存在していないも同じ。
同じ世代を生きているのに、チャンネルが違えばキャッチできない……
めぐり合いとは摩訶不思議……

それからは、わたしの凝り性でオタクの性格ですから(笑)
調べつくしたのですが、世の中には「ベース(米軍基地)めぐり」が趣味の方もいて、
日本各地のベース解放日に回っている方のレポートが見つかりました。
飛行機や軍用機器に強い興味を示す方がいることは知っていましたが、
これもまたコアな世界です^^;

次回は、盆踊りのレポートをお届けします。

|

30代にしておきたい17のこと

先日、『ユダヤ人の大富豪』などの著書を書かれた
本田健さんの出版記念講演会に縁あって行くことができました。
『20代にしておきたい17のこと』がベストセラーとなった記念の講演会だったのですが
書いているうちに、30代~の構想が生まれたそうで、この日初披露となりました。
お話を聴くうちに、何人かの30代の友人の顔が浮かびましたのでシェアしますね^^


30代にしておきたい17のこと


1 すべてを手に入れることは不可能だと知る
20代は時間が無限にあるように感じるが、限られている。
30代で何かを選択するということは、同時にほかの選択肢を捨てる、ということでもある。

2 変えられることと変えられないことの違いを知る
変えられないことの代表は親、パートナーの性格。
ここは堂々巡りしがちで、受け入れるまでが苦しいが、不可能なことに取り組まない。
(「変わらなくていいよ」と認めたとき、初めて変わることができる)
人のことを気にしている間に、自分の人生を逃してしまう。

3 自分の勝ち(もしくは負け)パターンを知る

4 セルフイメージを定期的にチェックする

そろそろ固まってきがちなので、新しい自分をみつけるためにもチェックする。

5 お金と真剣に向き合う

6 パートナー、子どもを持つかどうかを決める

かけがえのない体験ではあるが、持っているから必ずしも幸せになるとは限らない。
問題が多いとシングルのほうが幸せな場合もある。自分はどちらのタイプなのか。
持ちたい場合は40代の初産は全国レベルでも数百人であることを知る。

7 自分の居場所を決める
巣を作る。

8 両親とお別れしておく
両親との別れが現実になる人も現れる世代。生きているうちにどれだけ思い出をつくれるか。

9 年の離れた友人をもつ
10歳以上、年上でも年下でも。

10 運を味方につける
運のことはしっかり学べる環境が必要と思う。
運がとてもよい人を自分の左手に、悪い人を右手にイメージしてみる。
手の感触は?表情は? 具体的にイメージ。運がいい人を、人はどう感じるか?
ある程度自分の運がついてきたら、周りを引き上げていくことも大切。


11 自分の内に潜むダークサイドを癒す
一番醜い部分が出てくるのが30代。1、2回は狂気のような感情が誰しもわいてしまう。
このとき逃げないで癒しておくと、40代以降バランスがとりやすくなる。


12 メンターから学び、教えを次に回す

13 人脈を金脈に変える

14 才能の掛け算で勝負する

15 大好きなことを仕事にする

16 人生の目的を知る

17 自分のお葬式の弔辞を書いてみる



わたしがいいなぁと感じたのは、10、11、14番で
とくに「ダークサイドを癒す」は同感です。

罪悪感や無力感、怒りや嫉妬にまみれた自分が出てきたとき、
感情的には苦しく、追い詰められます。
さらにそんな自分が嫌になり、責めてへとへとになることもあるかもしれません。
しかし、これらの感情が出てくるのは異常でもなんでもない。
逆にダークサイドの自分を癒し味方に変えていくことほど力強いことはないように感じます。
(そのために現在の仕事をしているといってもいいかもしれません)
否定して抑えつけてしまうと、制御できないパワーで予期せぬときに噴出しやすくなるように感じます。

本田健さんの書籍は爽やかなテイストのものが多いので、
はっきりと言及されていたことが新鮮でした。

30代に限らず、どの年代も「その時」だからこそやりたいこと、輝けることがあるような気がします。
もし、自分にとって役立つ項目がありましたら
来月書籍化されるそうなので、手に取って深めてみてください。

(そうそう!ちなみに今日は本田健さんの誕生日だそうです。
おめでとうございます^^)



おまけ
人生で押さえておきたい5つのことも披露がありました

1 自分の幸せと豊かさの哲学をはっきりさせる
2 大好きなことをみつけて仕事にする
3 お金の本質を学び、お金から自由になる
4 大好きな人といっしょに過ごす
5 一瞬一瞬わくわくすることを選択する


幸せなお金持ちにインタビューした、「人生とは?」
1 ワクワクする冒険
2 自由に選べるもの
3 素晴らしい思い出
4 自分らしさを表現すること
5 楽しむこと!

|

2010/08/22

surrender サレンダー

Photo_3
あづ~、暑くてたまらん。一張羅の毛皮脱ぎ捨てたいニャ(by8月上旬のマチルダ)

Kyoto
京都の一風景



朝夕がかなり過ごしやすくなってきましたね。
夏もそろそろ終わりに近づいてきました。
今年はどんな夏になりましたか?

わたしは、現在所属している、神戸メンタルサービスが開催する
「ヒーリングワークアドバンス」に参加してきました。

当初、暑いし、混んでいるし、新幹線も座れないだろうと思い
参加する予定はなかったのですが、
日程が近づくにつれて、連日、亡くなった両祖母がかわるがわる夢に出てくるのです。

さすがに何度も続くので、お盆くらい挨拶にこいと呼ばれているのかしら……^^;と
急遽、新幹線に飛び乗り、実家に戻りがてら大阪に向かいました。

ヒーリングワークは、簡単に説明すると、公開カウンセリングのようなもので、
集った(今回は最多の160名!)ゲストの中からくじ引きで一人選び、
トレーナーがカウンセリングしながら即興でセラピーをくみたてます。
通常の個人カウンセリングの場合、言葉とイメージを使うことが多いのですが、
この場では、心の中の世界の登場人物を、実際に参加者の中から選び、
これまで感じ切れなかった感情や、得たい感情を感じきり、
統合していくケースが多いようです。

参加者は、目の前で繰り広げられる心象劇場(!)に
自分の心と同じ部分を探したり、気になる人物と重ねたり、
それぞれの感性で自由にヒーリングを進めるわけですが、
人数が集まるほど、共有する潜在意識が多くなるような……

我が事のように苦しくなることもあれば、
意識していないところで思わず癒されてしまうなど、
じつに不思議な時間を過ごします。

そして、いつの間にか(わたしの場合ですが^^; 個人個人違います)
感情がやわらかくなる。心のスペースが広がっている。新しいテーマが見つかる。
そんな癒しを受け取ります。

今回は終わってみると、
『surrender~サレンダー』という言葉が思わず降ってきました^^;
辞書どおりに訳すと、降参する、明け渡す、という意味になりますが
心理学的(ビジョン心理学・チャックスペザーノ氏の考え)には、
今までの自分なりのやり方を手放し、
自分の天命や生まれてきた目的にいよいよ自分を明け渡す。
そんな意味合いも含まれているようです。

確かに最近、やるべきことはすべてしてしまったような
じゃあ次に何をしようか?と今までのパターンから、
自分が動く方法ばかりを、つい考えていたので、
そうじゃない進み方もあったなぁと、妙に腑に落ちたのでした。

サレンダーして横浜に帰ったとたん、確かに色々なことが起こりはじめたのでした。。。^^;
樂庵とかなざわは今後、どのように変化していくのでしょうか!

|

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »